第29回キャリアコンサルティング技能士2級合格者(KKさん)の声

2023年04月02日 19:18

第29回キャリアコンサルティング技能士2級に合格された塾生さんに、後進の指導の意味を込めてお願いしたところ、合格者の声が届きましたのでご紹介します。

この度、3回目の挑戦にて第29回キャリアコンサルティング技能士2級試験に合格しました。

初回で学科には合格できていたものの、それ以降、実技の上達をさせるにあたってなかなか糸口が見いだせない中、インターネットでいくつもの対策講座を探し、たまたま木原様のSkype塾を発見しました。

今でこそ、この出会いが私にとって生涯の大切な機会だったと心より感謝しております。

私自身は以前より人材サービスや人事関連職に身を置いており、10年以上前に民間のキャリアコンサルティング資格(GCDF)を取得しておりました。

そのため、2016年の国家資格キャリアコンサルタントが運用された際も、移行手続きを取れば取得できるという状況で、受験ならびに受験に向けた勉強をするのは本当に久しぶりでした。


フルタイムと3人の子育てがある中で、意を決して3人目の子の育児休業中に2級試験に初めて挑戦しました。
今思えば、初回から学科と実技どちらも受験するのは無謀だったように思いますが、学科試験は対策本を購入して独学、論述も過去問を数度解いて、解答の事例を探し見ては手さぐりで進めていきました。


特に学科試験では、理論家の部分で初見の方も多く、対策本に掲載しているところに加えてインターネットで収集した情報をまとめてのノートに記載をして覚えました(記憶力も落ちており苦労しました)。
特にスーパーの理論は各方面で出題されていたので、今後もしっかり頭にいれておこうと思います。


無事に1回目(第27回)の試験を終え、学科と論述についてはともに70点を超えクリア、ただし面接試験では問題把握と具体的展開が5点ずつ足りず不合格でした。
それこそ本番の面接試験では、残り数分で無理やりCLが取れそうな行動を安易に投げかけてしまった反省もあり、不合格は覚悟をしていました。

次はなんとか受かりたいと思い第28回試験はすぐに申し込みました。


しかし、ちょうど仕事復帰もあり忙しさに負けてしまい、6月の論述試験の直前に1日のみ対策講座を受け(その時のロールプレイで案外うまく進めてしまったことにきっと油断をしてしまったのでしょう)5名分全員のロールプレイを実施することもなく本番へ。
案の定、今回も同じくCLの理解を深めることなく進めてしまった反省が残りました。
結果、論述はクリアとなりましたが、実技は具体的展開のみ5点足りず、悔しい結果に。と同時に関係構築の点数が前回より下がってしまっていたことが気がかりでした。
2回目も不合格だったことへのショックも大きいものの、やはり対策や準備をしてこなかった自分へのくやしさも残ったのが正直な感想です。


ついに3回目、(学科免除の期限も少なくなる中)次こそは受かりたいと思い、「必ず各CLで最低1回はロープレを実施しよう」と決め、対策方法を探しました。
そのような背景もあり、木原様には12月より初回のご相談、その後1月の面接試験直前まで計6回のご相談にお付き合いいただきました。


初回のご相談のまえに過去の論述の回答をお送りし、事前にメールにてご返答までいただき大変ありがたく思ったことを今でも鮮明に覚えています。
またその時に「論述は、問題の捉え方が的確で相談者に相応しい目標と方策が記述されているからだと思いました。面接試験は惜しい結果でした。現実的には残り5点の壁は高いと思いますので、ロールプレイで力をつけられることをお勧めします。」と勇気付けと的確なアドバイスをいただき、課題が明確になったとともに、今回は木原様のもと、面接試験対策を重点的にやっていこうと決意できました。

もちろん、その後もロープレの練習は一筋縄ではいきませんでしたが、木原様は初回のご相談で過去事例のロールプレイをした際に、すぐに私の癖を見抜いてくださいました。

仕事柄、実際の面談の場ではお相手の過去から経歴を中心に聞くことが多く、ロープレでも「過去」からお話を聞いてしまったようです。

木原様から「CLが困っている『今』を中心に聞いてみること、そうすると以前の話や価値観なども出てきますよ」とお話いただき、ハッとしました。

その後も、毎回毎回クリアになった課題もあれば、新たに出てきた課題もあり落ち込む連続でしたが、木原様より良かった点、またこれを直せればきっとこうなっていくと具体的なお話をいただけたことで、自身を見つめなおして次に臨むことができました。


また、面談終了後、Skypeでのチャットですぐに振り返りを送ってくださったことが大変ありがたく、それを見てまたしっかり整理もできました。
私自身は口頭試問に大きな苦手意識があり、途中自分でも何を言っているかわからなくなってしまうことも多かったのですが、それに対しても「一生懸命思い出しながら、リアル感をもって伝えられていますよ」との励ましのお言葉も頂戴し、「これでいいんだ」という安心感にもつながりました。


本番当日、初めての女性のCL役の方でまた緊張が走りました。
しかし前日の練習の際に木原様より言われた「最初から最後まで関係構築を意識すること、そうすれば少しずつ深い思いや困っていることが見えてきますから。」という言葉を大切に、CLの言葉ひとつ一つに耳、心を傾け、その言葉にしっかりと応じた言葉、態度を返していくことを心がけました。
20分経過後、CLの方はそのまま目も合わさず部屋を出ていかれ、これは関係構築できていなかったかも...と焦りました。しかし、それが逆によかったのかもしれません。
口頭試問の終盤、今後の支援にあたって何を目標にどんな方策を検討しているか聞かれた際に「今日の段階では私がご提案差し上げたことに心から納得はされていなかったかもしれません。
そのため、今後も引き続きCLに寄り添いながらもう少し話を深める中でCLが自らの意志を以てできそうなことを一緒に決めていきたいと思う」と反省点も含め伝えました。

心なしか面接官の方もうなづいてくださったように思います。


そこで初めて、今までは「時間内に提案をして同意まで得ること」を目的としていたことで関係構築が揺らいでしまったこと、改めて面談の場ではCLのペースで寄り添う姿勢を忘れてはならないこと、CCとして面談を客観的に見つめられていることと今後の方策が考えられているが大切であって20分以内におさめなくてよかったんだと気づきました。
もちろん、このことは何度も木原様よりアドバイスも頂戴していたので、それを身を以て感じ取れた瞬間でした。


面接試験終了の帰り道、すぐに木原様にご報告し、面接試験を今のうちに逐語にしておくと財産になりますよと教えていただき、思い出しながらまとめていきました。
改めて、練習、本番に関わらずどんな面談をしたのかをできる限り記録をしておくことで、今後の上達や実務に活かせるのではないかと今心から思っております。


結論、論述は今までで一番低い点数となりましたが笑、(やはり対策は毎回必要ということですね)関係構築は今まででもっとも良い点数がつき、再度「これでよかったんだ」との安心につながりました。

長くなりましたが、今回合格できたのは木原様の温かい励まし、的確なアドバイスがあってこそです。
いつか挑戦してみたい1級試験、また実務で何か不安になったとき、ぜひまたご相談させてください。

これから受験をされる皆様、木原様とのご縁があれば必ず合格できると思います!
何か私自身がご協力できることがあればなんでもさせていただきたく思います。
木原様、この度は大変お世話になりました誠にありがとうございました。

KKさん、合格おめでとうございます。
合格されるまでの数々のご苦労が語られており、感動しました。 
合格まで苦労された道のりは、きっと人生の宝物になると信じています。
また、2級を目指される方への道しるべになると思いました。 
機会がありましたら、KKさんにご支援をお願いしたいと思っています。
これからも益々のご活躍をお祈りしております。